かつては「新卒で入社し、定年まで勤め上げる」ことが一般的なキャリア観でした。しかし今は、20代・30代に限らず、40代・50代でも転職することが珍しくなくなっています。終身雇用を前提とした働き方は、もはや当たり前ではありません。

この変化に、採用や制度設計が追いついていない企業も少なくありません。「長く働いてもらうこと」を前提にした仕組みのままでは、優秀な人材ほど早く見切りをつけてしまう可能性があります。

「定着率」だけを目標にすることのリスク

採用の現場では、いまだに「定着率の高さ」だけが良い採用の指標とされがちです。しかし、必ずしも自社に合っていない人が我慢して残り続けることは、組織にとって必ずしも良い状態とは言えません。

大切なのは、在籍期間の長さではなく、在籍している間にどれだけ成果を出し、本人にとっても納得感のあるキャリアになっているかという視点です。

「辞めさせない仕組み」より「選ばれ続ける理由」

優秀な人材ほど、転職市場での選択肢を多く持っています。そうした人材に長く関わってもらうために必要なのは、拘束するための仕組みではなく、外の環境と比較されても選ばれ続けるだけの魅力を、組織としてつくり続けることです。

給与水準だけでなく、裁量の大きさ、学べる環境、意思決定への関わり方など、比較される軸は多岐にわたります。

3 POINTS

01

採用基準

「長く勤めそうか」より「今、必要な力があるか」で見る。

02

評価制度

在籍年数ではなく、成果と貢献で評価する。

03

情報発信

退職や転職を前提に、関係が切れない発信を続ける。

人材を「留める」時代から、
「選ばれ続ける」時代へ。

転職を前提にした関係づくりへ

転職が当たり前になったからこそ、たとえ一度離れても、また関わりたいと思ってもらえるような関係性を築いておくことの価値が高まっています。一度退職した人材と再びつながる、いわゆるアルムナイ採用の動きが広がっているのも、その表れの一つです。

LISMICでは、採用戦略の設計から、定着だけに頼らない組織づくりのご相談まで対応しています。今の採用のやり方に違和感がある企業様は、一度お話を聞かせてください。