面接練習というと、模擬面接やエージェントとの練習を思い浮かべる人が多いかもしれません。ただ、練習相手がいなくても、一人でできる有効な練習方法はいくつもあります。

ここでは、誰かに付き合ってもらわなくても取り組める、面接練習の具体的なやり方を紹介します。

「声に出す」だけで、精度は大きく変わる

頭の中で回答を組み立てただけの状態と、実際に声に出して話した状態には、大きな差があります。声に出してみて初めて、話が長すぎる、結論が最後まで出てこない、といった問題に気づくことができます。

回答を書いたメモを目で追うのではなく、実際に声に出して、時間を測りながら話す練習を、まず取り入れてみてください。

録画・録音という、最も手軽で効果的な方法

スマートフォンのカメラで自分の回答を録画し、見返すという方法は、地味に見えて非常に効果的です。話す内容だけでなく、視線、姿勢、話す速さ、口癖まで客観的に確認できます。

4 CHECKPOINTS

01

結論から話せているか

結論を最初に置き、その後に理由・具体例が続く構成になっているか。

02

回答の長さ

1つの回答が1分を超えていないか。長すぎる回答は要点がぼやける。

03

表情と視線

カメラ目線を意識できているか、話しながら視線が泳いでいないか。

04

口癖・フィラー

「えーっと」「まあ」などの言葉が、聞き苦しいほど多くないか。

回答は「変換」すると、伝わり方が一気に変わる

同じ経験でも、話し方一つで印象は大きく変わります。練習の際は、まず思いついたままの回答を声に出し、それを「結論→具体的な行動→数字→そこから得た学び」の順に一度組み替えてみると、説得力の違いを体感できます。

例えば「前職でチームをまとめていました」という回答は、事実は伝わっても印象には残りません。これを「意見が割れていた5人のチームで、まず一人ずつ個別に話を聞いて共通する懸念を洗い出し、合意形成した結果、納期を2週間短縮できました」と変換するだけで、同じ経験が具体的な行動力として伝わります。この「変換」を一人で練習しておくと、本番で違う角度から聞かれても、同じ経験を柔軟に組み替えて話せるようになります。

想定問答を「覚える」のではなく「引き出しを作る」

回答を一字一句覚えようとすると、本番で少し違う聞かれ方をされたときに対応できなくなります。効果的なのは、回答を丸暗記するのではなく、自分の経験を「エピソードの引き出し」として複数用意しておき、質問の意図に合わせて組み合わせて話す練習をすることです。

例えば「困難を乗り越えた経験」という一つのエピソードでも、聞かれ方によって「チームで成果を出した話」にも「課題解決力を示す話」にもなり得ます。一つのエピソードを、複数の角度から話せるように練習しておくと、想定外の質問にも崩れにくくなります。

丸暗記した回答は、崩れると止まる。
引き出しにしておいた経験は、聞かれ方が変わっても話せる。

一人での練習には、限界もある

一人での練習は手軽ですが、自分では気づけない癖や、志望動機の一貫性のなさなどは、第三者に聞いてもらって初めて分かることも多くあります。一人での練習である程度形にしたうえで、最終的には人に聞いてもらう機会を作るのがおすすめです。

LISMICでは、模擬面接や回答のブラッシュアップも支援しています。一人での練習と併せて、活用してみてください。