面接が近づくと、多くの人は「想定質問への回答」ばかりを準備しがちです。もちろんそれも大切ですが、面接で実際に差がつくのは、話す内容そのものよりも、当日を落ち着いて迎えられるかどうかという土台の部分だったりします。

ここでは、面接前日までに済ませておきたい準備を、想定問答以外の視点から整理しました。

準備不足は、話の中身より先に伝わってしまう

面接官は、話の内容だけでなく、話し方や姿勢からも準備の度合いを感じ取っています。企業研究が浅いまま臨むと、質問への回答が一般論に終始してしまい、「本当にうちに来たいのか」という熱意の部分で評価を落とすことがあります。

逆に言えば、内容そのものが完璧でなくても、準備の丁寧さは伝わります。付け焼き刃の回答よりも、地に足のついた準備の方が、結果として印象を左右します。

前日までに済ませておきたいこと

5 CHECKPOINTS

01

企業の直近の動き

直近3か月分のプレスリリースやSNS投稿に目を通し、面接官が今力を入れていそうな話題を1つ見つけておく。

02

自分の言葉での志望理由

「御社の理念に共感して」だけで終わらず、自分の経験とどうつながるかまで言語化しておく。

03

逆質問の準備

聞きたいことを2〜3個メモしておく。うち1つは、その場の会話でしか聞けない質問にしておく。

04

当日の動線確認

オンラインなら通信環境と背景、対面なら経路と所要時間を前日のうちに確認する。

05

睡眠時間の確保

直前の詰め込みより、当日頭が働く状態で臨めることの方が結果に影響する。

面接官の「フィードバックの量」が、その場の温度感を教えてくれる

面接中、面接官から深掘りの質問や具体的なコメントが返ってくるときは、まだ興味を持って評価してくれている段階であることが多いです。逆に、相槌だけで終わり、次の質問にすぐ移ってしまうときは、その回答に対する評価がその時点である程度固まってしまっている可能性があります。

面接官からの反応が薄いと感じても、黙って進めるのではなく、「今の説明で伝わっていない部分があれば教えてください」と自分から働きかけることで、対話を立て直せることがあります。フィードバックが返ってくるかどうかは、合否の一つのサインでもあります。

参考:面接官の本音|元外資戦略コンサル採用責任者のnote

「聞かれたら困る質問」ほど、先に言葉にしておく

離職期間が空いている、転職回数が多い、年収が下がる求人に応募しているなど、自分では触れられたくない点ほど、面接官は自然に質問してきます。ここで大事なのは、事実を隠すことではなく、ネガティブな事実を、前向きな意図の言葉に変換しておくことです。

例えば「残業が多くて辞めた」は、そのまま話すと不満や逃げの印象になりがちですが、「メリハリをつけて成果を出す働き方をしたいと考えた」と言い換えるだけで、同じ事実でも前向きな志向として伝わります。触れられたくない話題こそ、前日までに一度、この変換を声に出して練習しておくと、当日の動揺を減らせます。

準備とは、正解を用意することではない。
想定外を減らし、いつも通りの自分で話せる状態を作ることだ。

緊張は消さなくていい。付き合い方を決めておく

面接前の緊張を完全になくそうとする必要はありません。適度な緊張感はむしろ集中力を高めます。大切なのは、緊張したときに自分がどうなりやすいか(早口になる、声が小さくなる等)をあらかじめ把握し、対処法を一つ決めておくことです。

LISMICでは、面接前の準備段階から一緒に整理することができます。想定問答だけでなく、当日の不安を減らすための準備も含めて、気軽に相談してください。