「静かな退職」という言葉を、SNSで頻繁に見かけるようになりました。仕事を辞めるわけではなく、契約や役割で決められた範囲を超えて頑張ることをやめる、という働き方を指す言葉です。
この言葉が広まった背景には、頑張った分だけ評価や給与に反映されるとは限らない、という実感があります。頑張りすぎないことは「やる気がない」のではなく、「消耗しない働き方を選んでいる」だけなのかもしれません。
頑張りすぎないことは、キャリアの停滞ではない
静かな退職という言葉には、どこか後ろ向きな印象がつきまといます。しかし、無理な残業や範囲外の仕事を引き受け続けた結果、心身を崩してキャリアそのものが止まってしまうケースを、支援の現場でも数多く見てきました。
大切なのは「頑張るか、頑張らないか」の二択ではなく、どこにエネルギーを使うかを自分で選べているかどうかです。
「余力を残す」ことで見えてくる選択肢
仕事にすべてのエネルギーを使い切ってしまうと、転職や学び直しなど、次のキャリアを考えるための余力すら残りません。静かな退職を選ぶ人の中には、意図的に余力を残し、その分を家族との時間や学び直し、副業に充てている人も少なくありません。
3 CHECKPOINTS
エネルギーの配分
今の仕事に、力の何割を使っているかを一度数えてみる。
評価とのズレ
頑張りが評価や報酬に見合っているかを確認する。
余力の使い道
浮いた時間や気力を、何に使いたいかを考える。
「頑張らない」は逃げではなく、
次に向けて力を残すための選択でもある。
大事なのは、"降りる"ことより"選び直す"こと
静かな退職という言葉だけを見ると、仕事への熱意を失った人という印象を持たれがちです。ですが実際には、今の環境の中でどう自分を守るかを模索している人が多いというのが実感です。今の働き方に違和感があるなら、辞める・辞めないの前に、一度立ち止まって整理してみることをおすすめします。
LISMICでは、今の仕事を続けるべきか、環境を変えるべきかを迷っている段階からご相談いただけます。答えを急がず、一緒に整理するところから始めましょう。
